聖書を深く学ぼうとするとき、私たちの助けとなってくれる強力なツールがあります。それが、Accordance Bible Software と Logos Bible Software です。
これらは単なる「電子聖書」ではありません。膨大な原典資料や辞書、注解書を縦横無尽に駆け巡り、御言葉の奥深さを立体的に描き出してくれるいわば「デジタル書斎」です。
ここでは、私が日々の聖書研究や説教準備の中で、どのようにこれらのツールを使っているか、その活用術をまとめています。
なぜ、デジタルツールを使うのか
「わざわざデジタルを使わなくても、紙の聖書と辞書・注解書で十分ではないか」
そのように思われる方もおられるかもしれません。私自身、紙の本の手触りや、一ページずつめくる時間は、他で得られるものではなく、今でも大切なものだと思っています。それでも私がこの二つのソフトを使っているのは、「事務的な作業時間を減らし、黙想と思索の時間を増やすため」です。
数秒で単語の語彙解析を終え、関連する数冊の注解書を同時に開く。そのスピードが生み出してくれるのは、御言葉をより深く味わい、考える時間を確保してくれます。
二つのソフト、私なりの「使い分け」
AccordanceとLogos。どちらも素晴らしいソフトですが、それぞれに個性があります。私普段、このように使い分けています。
- Accordance: 大きな特徴の一つは、動作が非常に軽く、ほぼもたつかないということです。また、ギリシア語やヘブル語の文法構造を分析する機能も備わっていて、まず初めに開くのはAccordance一択です。言葉の一つひとつを丁寧に調べ、箇所の「骨組み」を確認するときに頼りになる存在です。
- Logos: いわば膨大な図書館になりうるものです。というのも、取り扱っている本(電子書籍)が圧倒的に多いからです。そして、所有している膨大な資料の中から、特定のテーマや聖句に関する記述を瞬時に探し出してくれます。歴史的な背景や神学的な知見を広げ、聖書の「深み」を探る際に欠かせません。
ですので、私は基本的には、Accordanceでは原典や翻訳聖書、辞書などをメインで使い、注解書や関連書籍はLogosの方で読むようにしています。
活用術のアーカイブ
今後、少しずつ具体的な使い方の記事を増やしていく予定です。
- [はじめの一歩]:導入の方法や、まずは揃えておきたい基本ライブラリについて。
- [ワークフロー]:私が実際に説教準備等で使っている手順の紹介。
- [おすすめの資料]:研究の質を一段上げてくれた、良質な資料のレビュー。
- [Tips・小技]:知っておくと少しだけ作業が楽しくなる、便利な設定や検索術。
道具の先にある「御言葉」を見つめて
どんなに高度なツールを使いこなしたとしても、私たちの目的は「操作に詳しくなること」ではありません。その先にある神様の心を知り、御言葉によって自分の人生が造り変えられていくことにあります。
これらのツールが、皆さんの聖書研究の「良き相棒」となり、聖書を学び、進学を営む喜びが少しでも深まれば幸いです。
