今日は、先週一週間にこのサイトで取り上げたものを振り返りたいと思います。
取り扱ったテーマは、効率、罪、平和、そしてお金など、多岐に渡りましたが、これらのテーマを聖書の視点から見ると、繋がりが浮かび上がってくるように思います。
1. 時を買い戻し、方向を定めて(火曜・木曜)
まず、目を向けたのは、現代社会を象徴するような言葉、「タイパ(タイムパフォーマンス)」です。確かに、効率を重視することは大切なことだと言えます。ですが、時間の奴隷になってしまっていないか、よく吟味する必要はあるかと思います。
ですが、そのような「時を買い戻す」という行為は、自分自身の方向転換だけではなく、神ご自身の方向転換が不可欠であると言えるでしょう。
- 火曜日: 「時(カイロス)を買い戻す」こと。それは単なる効率化ではなく、神様が用意された「今」という恵みの瞬間に踏みとどまる決断でした。
- 木曜日: その決断は、神と人が互いに向き直る「シューブ(立ち返り)」の祈りへと深まりました。私たちが神を呼ぶとき、神もまた私たちを呼び求めている。その響き合いの中に、私たちの安息があります。
2. 既存の枠組みを超えた「新しい生き方」(金曜・土曜)
後半は、より社会的な営みの中での「実践」に目を向けました。
- 金曜日: 対立の中で「戦うか逃げるか」の二択に陥る私たちに、イエスは「第三の道(非暴力)」を提示されました。それは、相手の人間性を守りつつ、不当なシステムを無力化する勇気ある知恵です。
- 土曜日: そして土曜日は、「お金」というレンズを通して隣人を見つめ直しました。経済とは冷たい数字のやり取りではなく、神から託された資源を循環させる「愛のネットワーク」そのものです。仕事は、見えない隣人に仕えるための「召命」だったのです。
3.「私」の視点から「神」の視点へ
これらの記事は、私たちにとっての「レンズ」となるものです。 効率という物差しを捨てて「今」という恵みを味わうというレンズ。敵味方の二択を超えて「第三の道」を見つけるレンズ。そして、お金の向こう側に「隣人の顔」を見るレンズです。
「自分の都合」という狭い視界から解放され、神の視点に立ち、この世界を見つめること。それは、私たちが本来持っていた自由と、働く喜びを取り戻していくプロセスでもあります。
今日から始まる新しい一週間。目の前の現実は変わらなくても、私たちの持つ「視点」が変われば、そこは神の恵みが働く場に変わります。この小さな記事が、それぞれの歩みにおいて、少しでも益となれば幸いに思います。
