Logosの使い方:Factbook

Logosの使い方 Logos
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 Logosを使うにあたって、手っ取り早く便利さを実感するには「Factbook」を使うのが一番です。この機能は、調べたい単語に関係する事柄をあらゆる視点から調べてくれます。公式サイトを見れば、英語ですけれども、一通りの使い方を動画で確認できます。

 Factbookには様々な機能があり、充実していますが、いきなり全部をマスターするというのは一苦労です。そこで、最もベーシックな機能をご紹介します。

 オフィシャルサイトの説明では、”biblical people and places, backgrounds… insights into church history…”とありますように、聖書を読みながらもっと詳細を知りたい人物や場所などをワンクリックで調べられるというツールです。ただし、Logosでは邦訳聖書はありませんので、基本的には英訳の聖書ということになります。

Factbookの使い方

 例えば、上記の動画では、マタイの福音書を読みながら「the son of David」についてもっと知りたいなと思った時に、カーソルを合わせると簡単な情報が出てきました。そして、もっと詳しく知りたい時はクリックすると、自分が持っている全てのデータ(辞書や注解書など)にアクセスし、関連する情報を探し出してくれます。さらには、鍵になるような重要な箇所もピックアップしてくれます。

 ところが、邦訳聖書の読者にとって、普段から英訳聖書を読むことはなかなかハードルが高いです。私も邦訳聖書を読んでいます^^; なので、聖書を読みながらここが気になるからもっと調べてみよう、というスムーズな作業の恩恵はなかなか受けられません。ですが、Factbookは調べたい単語があればなんでも検索できますので、邦訳聖書を読みながら、該当する箇所を英訳で確認し、その英単語を調べれば、少し手間はかかりますが、同じようにFactbookを使うことができます。これでも十分便利です。とはいえ、英語の勉強も兼ねて英訳聖書に親しむというのも一石二鳥で良いと思います!

 実は、似たような機能はAccordanceにもあって「Live Click(ライブクリック)」というものです。これもワンクリックで自分が持っている全データにアクセスし調べてくれる便利機能です。Accordanceには邦訳聖書が収録されていますが、日本語の単語で検索することはできません。というのも、そもそも注解書や辞書は全て英語だからです。ですが、英訳と邦訳を同時に開くことで、ほぼ英訳聖書を読みながら調べるくらいの利便性はあると思います。

LiveClickの使い方

 このように、検索ツールはLogosにもAccordanceにもあるのですが、個人的にはレイアウトが見やすいという理由でLogosの方が使いやすく感じます。あとは、どっちのソフトに多くのデータがあるかにもよるかと思います。先程の理由で、私は基本的にはLogosの方に注解書などは集めるようにしていますが、これはだいぶ意見の分かれるところかもしれません。書籍の値段がソフトによって(なぜか!)違うので、安い方を買うようにした場合、必然的にバラバラになってしまいます。それぞれのソフトの良さと違いは検索機能以外にもたくさんありますので、また次回ご紹介します。

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